たばこと塩あれこれVarious topics of tobacco and salt

たばこの歴史と文化

明治以降のたばこ文化

洋風化

明治時代に入ってから、欧米の文物が大量に日本に伝わり、さまざまなものが洋風化していきました。紙巻たばこや葉巻などはきせる不用の便利さや、ハイカラ志向をくすぐったこともあって、大都市を中心に、もてはやされるようになり、江戸時代から続いた日本の喫煙風俗もしだいに変化していきました。このことは、伝来以来の日本のたばこをとりまく状況を、大きく転換させる契機となりました。

葉巻と紙巻たばこをホルダーで喫煙
葉巻と紙巻たばこを
ホルダーで喫煙
「ポタン・ド・ヨコ」刀を差した男たちがまたやって来る。条約改正前夜 G・ビゴー
(明治23年)
紙巻たばこをホルダーで喫煙
紙巻たばこを
ホルダーで喫煙
「ポタン・ド・ヨコ」新しい帽子変わらぬ頭 G・ビゴー
(明治23年)
日常まだよく見られたきせるでの喫煙
日常まだよく見られた
きせるでの喫煙
「日本素描集」釣人 G・ビゴー
(明治19年)