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阿蘭陀人図
作者不明 文化〜文政年間(1804-1830)頃
たばこと塩の博物館蔵
長いクレーパイプを手にする姿は、定型のオランダ人像である。クレーパイプは、粘土(clay)を素材として作られた素焼きのパイプで、16〜18世紀のヨーロッパでは最も一般的な喫煙具として使用されており、オランダはクレーパイプの生産国としても有名であった。出島オランダ商館跡からは使用済みクレーパイプの破片が大量に出土している。