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人の一生「祝言」
川原慶賀 江戸後期
長崎歴史文化博物館蔵
川原慶賀が描いた「人の一生」は、出産前の習俗から死後の儀式まで、さまざまな通過儀礼をとおして日本人の一生を描いたシリーズ作品である。
この絵では祝いの島台を中心に、厳かに祝言が行われている。燭台が灯り、その下には濃い影が現れていることから、夜の場面であることがわかる。