①食べものに使う塩 家庭用・食品加工用

塩には、味つけだけでなく、脱水(だっすい)・防腐(ぼうふ)・発酵調整(はっこうちょうせい)・ねばりを出すなどのはたらきもあります。これらを利用(りよう)して、広く食品の加工に塩が使われています。

塩の使いみちを考えるヒント
塩のまま食べものに… 味つけ
しょっぱいものは、みんな塩が入っている。しょっぱい味をつけることができるのは塩だけなのだ。
いろんな食材(しょくざい)と塩でできているよ。
塩味があるからおいしいんだね。
塩のまま食べものに… ねばり
味つけよりも、「ねばり」を出すために使われている。
小麦粉(こむぎこ)は塩水でこねないと、うどんにコシもできないし、パン生地もまとまらない。
ひき肉や魚のすり身に塩を入れないと、きれいな形のハムやソーセージ、かまぼこにならないんだって。
塩のまま食べものに… 防腐・発酵・保存
味つけよりも、「腐(くさ)るのを防(ふせ)ぐ」ために使われている。「うまみを引き出す」はたらきもしている。
塩でバイキンがふえにくくなるよ。それは漬物(つけもの)も梅干(うめぼ)しも塩ジャケも同じ。みそやしょうゆのうまみを引き出す麹(こうじ)は、塩があるとよく育つよ。

塩の使いみちを考えるヒント

塩がどんな品物に使われるかを考えるとき、だいじなことがある。それは、その品物が「なにでできているか」ということだ。

できあがった品物の姿(製品)じゃなくて、その品物がなにでできているか(素材)がだいじなんだ。なにでできているかに注目しながら、どんな品物に塩が使われているかをみてみよう。

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