ソーダ工業とは、原料(げんりょう)の塩を、ナトリウムと塩素(えんそ)に分解(ぶんかい)し、か性(せい)ソーダ(水酸化(すいさんか)ナトリウム)や塩素、ソーダ灰(ばい)(炭酸(たんさん)ナトリウム)、そのほか、塩酸(えんさん)や塩安(えんあん)などのソーダ製品(せいひん)を作る工業です。塩が姿(すがた)をかえてできるソーダ製品が、さまざまな工業に使われています。
塩素には、バイキンなどを殺(ころ)す殺菌作用(さっきんさよう)と、色のもとを分解(ぶんかい)して消してしまう漂白作用(ひょうはくさよう)がある。そのままでも殺菌や漂白に使えるが、塩素は毒(どく)ガスであぶないので、次亜塩素酸(じあえんそさん)ソーダにして使うことが多い。