印伝革女持ち腰差したばこ入れ
象牙のきせる筒に、三角刀の鋭利な描線で鯉が彫られています。鯉彫りは、明治時代の彫刻家・安藤墨湖(あんどうぼっこ)が得意としたものであり、安藤は、こうしたきせる筒を依頼に応じて制作していたようです。