たばこと塩あれこれVarious topics of tobacco and salt

ミュージアムコレクション

浮世絵

歌川広重画「東都名所 御茶之水之図」

歌川広重画「東都名所 御茶之水之図」
絵師歌川広重
名称東都名所 御茶之水之図
時代天保(1830〜1844)頃
形状大判錦絵横
版元佐野屋喜兵衛

※こちらは常設しておりません。

「東都名所」という題名の絵は数多く見られますが、お茶の水を描いたものはあまりありません。画面を流れる川は外堀(神田川)で、お茶の水から水道橋方面を見ています。釣りをする人、石垣、橋など、その景観は現在にも少し残っていますが、橋は実は神田上水の水道で、水道橋の地名はここからきています。

初代歌川広重は、現在でも風景画で著名な絵師です。天保4年(1833)の東海道五十三次シリーズで好評を得た後、諸国の名所、江戸の名所を次々に描いていきました。