古代アメリカのたばこ文化(吸う・噛む・嗅ぐ)
◆吸う・噛む(かむ)・嗅ぐ(かぐ)
古代のアメリカ大陸に住む人々は、たばこをどのような方法で利用したのでしょうか。大きく分けると、次の3つの形態があげられます。
- *喫煙…葉たばこ(たばこの葉)を燃やして、煙を吸う。
- *噛みたばこ…口の中でガムのように噛む(かむ)。
- *嗅ぎたばこ…粉にして鼻につけたり、吸い込んだりする。
他に、葉の煮汁をなめたりする方法もあり、吸い方についても、パイプや葉巻をはじめ、地域によって、さまざまな形態が見られます。
- 北米先住民のパイプ
(カトリナイト製ボウル、木製柄)
- メキシコ西部地方の土製パイプ
- 嗅ぎたばこ(アマゾン地方)(撮影:山本紀夫)
- 葉巻状のたばこが描かれたマヤの壺