たばこと塩の博物館

開館40周年記念特別展「産業の世紀の幕開け ウィーン万国博覧会」がジャポニスム学会展覧会賞を受賞いたしました

2018年11月3日から翌年1月14日まで当館で開催した、開館40周年記念特別展「産業の世紀の幕開け ウィーン万国博覧会」が第7回ジャポニスム学会展覧会賞を受賞いたしました。

同賞は、ジャポニスムあるいは日本と海外との文化交流を主題にした優れた展覧会を顕彰するため、2013年にジャポニスム学会によって創設された賞です。

「産業の世紀の幕開け ウィーン万国博覧会」展は、1873年にオーストリアで開催されたウィーン万国博覧会について、三部構成で紹介したものです。

第一部「ウィーン万国博覧会への参加準備と湯島の博覧会」では、ウィーン万博への参加を決めた明治政府が行った物品調査や出品の呼びかけを示す文書、湯島聖堂での博覧会を描いた浮世絵などを展示しました。

第二部「ウィーン万国博覧会 日本館」では、やがてヨーロッパでの日本趣味=ジャポニスムにもつながっていく日本館の出品物や万博に出品された喫煙具を展示しました。

第三部「ウィーン万国博覧会後の日本」では、ウィーン万国博覧会後に日本がどのように変化していったかを示す、報告書や工芸品、内国勧業博覧会の様子が描かれた浮世絵などの資料を展示しました。

同展は、日本の産業の近代化に大きな役割を果たしたウィーン万国博覧会を産業の面から紹介したもので、開催時にも各方面から評価をいただいておりました。
なお、同展はオーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム、明治150年記念事業からご後援いただきました。

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