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第42回夏休み塩の学習室「塩づくり!ところかわれば何かわる?」 第42回夏休み塩の学習室「塩づくり!ところかわれば何かわる?」

人間は塩がないと生きていけません。そのため、世界中のさまざまな地域で工夫しながら、その場所に合った方法で塩を作ってきました。地域が変われば、塩の作り方も変わります。日本は海に囲まれているため、海水を元に塩作りをしますが、雨が多いため海水を蒸発させて結晶を取り出すのに苦労と工夫を積み重ねました。一方、世界には、海水を池にためておくだけで塩が作れる場所や、地面を掘れば塩がとれる場所もあります。
今年の「夏休み塩の学習室」では、さまざまな地域の塩作りにどのようなものがあるか、その作り方になった理由や工夫などをパネルと映像解説でわかりやすく紹介します。
例年ご好評いただいている「塩の実験室」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、参加人数を制限し、事前WEB申込制で開催します。
夏休みの自主学習にも役立つプログラムとしてご利用ください。

第42回夏休み塩の学習室「塩づくり!ところかわれば何かわる?」開催概要

主催
たばこと塩の博物館
会場
たばこと塩の博物館 2階特別展示室
開館時間
午前11時~午後5時
(入館締切は午後4時30分)
※開館時間を変更する場合があります。
休館日
毎週月曜日(但し8月9日は開館)、8月10日(火)
入館料
一般・大学生 100円
小・中・高校生 50円
満65歳以上の方 50円 ※年齢がわかるものをお持ちください。
※障がい者の方は障がい者手帳(ミライロID可)などのご提示で付き添いの方1名まで無料。
※なるべく少人数でのご来場をお願いします。

※密集を避けるため、入室制限をさせていただく場合があります。当館の〈新型コロナウイルスに関連した対応について(2021.6.1)〉もご覧ください。
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、開館時間の変更や臨時休館をさせていただく場合があります。最新の開館状況等は、公式ツイッター、お電話でご確認ください。

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    会場のようす

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    過去に開催した塩の実験室のようす

展示関連イベント

※新型コロナウイルスの感染状況によっては、関連イベントを中止させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

塩の実験室
7月31日(土)~8月29日(日)
※休館日(8/2, 8/10, 8/16, 8/23)を除く毎日開催
※事前WEB申込制(各回定員20名)。参加には、入館料(小中学生50円)が必要です。

会場:1階ワークショップルーム
1日3回(各回45分)
第1回 11:30~ 第2回 14:00~ 第3回 15:30~

※新型コロナウイルス感染症の拡大状況に鑑み、当初1日3回の開催を予定していた「塩の実験室」は、「第2回 14:00~」の回を中止し、1日2回に変更させていただきます。

■海水から塩を作るには?
■塩水は電気を通す?
■真水と塩水の二段重ね
■塩水でせっけんを固める など

インストラクターが自由研究のヒントになる実験を見せます。

※参加にはWEBによる事前予約が必要です

「予約について」ページを読んでから、専用サイトでご予約ください。

※予約・参加できるのは、小学校3年生~中学3年生です。
 低学年やおとなの予約・参加はできません(別室の中継モニターで様子をご覧になれます)。
※1人・兄弟姉妹・友だちなど、少人数での参加を想定したものですので、5名以上の予約はご遠慮ください。
※新型コロナウイルスの状況などにより中止する場合があります。

「予約について」ページへ

展示の内容

はじめに

世界にはいろいろな塩づくりがあります。それぞれの地域で、それぞれの地域に合った原料や製法で塩づくりが行われています。
「何から塩を作る」かといえば、海水からだけではありません。他の塩水から作る地域もありますし、土や岩から作る地域もあります。
塩を取り出すためには、まず塩水を濃くします。「濃くする方法」として、太陽の熱を使うところが多いですが、火の熱を使うところもあります。さらには、温泉の熱を使うところもあるのです。
塩水を濃くしたら、最後に塩(結晶)にします。「結晶にする」方法として、日本では火の熱を使いますが、太陽の熱を使うところも多くあります。また、掘り出す、集めるなど、違う方法を使うところもあります。

  • 石川県・能登の揚浜

  • ポーランド・ヴィエリチカ岩塩坑

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いろいろな塩作り

世界12地域の塩づくりを紹介!

    【メキシコの海(ゲレロネグロ)】
    乾燥した海岸での塩作りです。

    【天日塩いろいろ】
    太陽の熱を使って塩を作るところがあります。

  • インドネシアの海(バリ島)

  • ニジェールの砂漠(ビルマ村)

  • ペルーの高い山(マラス村)

    【石川県・能登の揚浜】
    平らな砂浜がない海岸での塩作りです。

    【山口県・瀬戸内海の入浜】
    平らな砂浜海岸での塩作りです。

    【岡山県の塩工場】
    雨が多い日本で生まれた新しい塩作りです

    【温泉を使った塩作り】
    温泉を利用するのは同じですが、原料に使うところもあれば、煮詰める熱として使うところもあるなど、さまざまです。

  • 静岡県の温泉

  • 長野県の山の中

  • 東京都の火山(青ケ島)

    【作らなくても塩がとれるところ】
    世界には、地面の下に塩が埋まっていたり、湖で自然に塩ができるところもあります。

  • ポーランドの地下(ヴィエリチカ)

  • ボリビアの高い山(ウユニ塩湖)