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「第45回夏休み塩の学習室 買い物ゲームで塩さがし!2024」

『塩』というと、料理の味付けに使うものとして思い浮かべる⼈が多いと思いますが、実は身の回りには、食べもの以外にも塩がないと存在しないものがたくさんあります。一見、「塩」とは関係なさそうな、コップやアルミホイル、ティッシュペーパーなどの日用品にも、製造の工程では「塩」が関わっています。
「買い物ゲームで塩さがし!」は、展示室に出現した「スーパーマーケット」に並んださまざまな品物から、塩が関わっていそうな品物を選んでレジに持っていき、バーコードを読ませると、その品物に塩がどのように関わっているかの解説と得点が出る仕組みになっています。買い物をするように楽しみながら、塩について学習できる参加型の企画です。
また、8月1日(木)から9月1日(日)の期間で、塩の実験イベント「塩の実験室」と「体験コーナー(2種類の実験メニューを実施)」を開催します(いずれも事前WEB予約制です)。

  • 2016年の「買い物ゲームで塩さがし!」
    会場のようす

  • 「なにしてる?からだの中の塩」
    イメージキャラクター

「第45回夏休み塩の学習室 買い物ゲームで塩さがし!2024」開催概要

会期 2024年7月20日(土)~9月1日(日)
主催 たばこと塩の博物館 会場 たばこと塩の博物館 2階特別展示室
開館時間 午前10時~午後5時
(入館締切は午後4時30分)
休館日 毎週月曜日(但し8月12日(月・祝)は開館)、8月13日(火)
入館料 大人・大学生 100円
小・中・高校生 50円
満65歳以上の方 50円

※障がい者の方は障がい者手帳(ミライロID可)などのご提示で付き添いの方1名まで無料。

展示関連イベント

【塩の実験室】※小学3年生~中学3年生対象
8月1日(木)~9月1日(日)
※休館日(8/5、8/13、8/19、8/26)を除く毎日開催
※事前WEB予約制(各回定員20名)。参加には、入館料(小中学生50円)が必要です。
※つきそいの方も入館される場合は入館料が必要です。

  • 会場:1階ワークショップルーム
  • 1日3回(各回45分・どの回も内容は同じ)
  • 第1回:10:30~、第2回:13:45~、第3回:15:30~

■海水から塩を作るには?
■塩水は電気を通す?
■真水と塩水の二段重ね
■塩水でせっけんを固める など
インストラクターが自由研究のヒントになる実験を見せます。
  • ※参加にはWEBによる事前予約が必要です(7月12日正午~予約受付開始)
    必ず「予約について」を読んでから、専用サイトでご予約ください。
  • ※参加できるのは、小学3年生~中学3年生です。
    低学年やおとなの予約・参加はできません(別室の中継モニターで様子をご覧になれます)。
  • ※4名まで予約できます。
  • ※自然災害の発生、悪天候による交通機関への影響など、やむをえない事情により中止する場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 「予約について」ページへ

【体験コーナー】※小学3年生~中学3年生対象
8月1日(木)~9月1日(日)
※休館日(8/5、8/13、8/19、8/26)を除く毎日開催
※事前WEB予約制(各回定員10名)。参加には、入館料(小中学生50円)が必要です。
※つきそいの方も入館される場合は入館料が必要です。

  • 会場:2階特設スペース
  • 以下2種の実験メニューを1日2回ずつ計4回(各回30分)

■備長炭電池づくり
■塩の結晶づくり
おうちでやるための練習として自分で実験してみるコーナーです。
(作った備長炭電池は持ち帰れません。)
  • ※参加にはWEBによる事前予約が必要です(7月12日正午~予約受付開始)
    必ず「予約について」を読んでから、専用サイトでご予約ください。
  • ※参加できるのは、小学3年生~中学3年生です。
    低学年やおとなの参加はできません(つきそいの方は近くで見学できます)。
  • ※4名まで予約できます。
  • ※自然災害の発生、悪天候による交通機関への影響など、やむをえない事情により中止する場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 「予約について」ページへ

展示の内容と学べること

「買い物ゲームで塩さがし!2024」について

塩が食べ物以外にもいろいろなものに使われていることを楽しみながら学べる、参加型の展示!
展示室の「スーパーマーケット」に並んださまざまな品物のなかから、「塩」が使われていそうなものを5つ選んでレジの機械でバーコードを読ませると、その品物を作るときに塩がどのように関わっているかの解説と得点が表示されます。
解説を読んで塩について学べるのはもちろん、品物と塩の関わり方によって得点が異なるため、高得点を狙うゲームとしても楽しめます。
「買い物ゲーム」を通して、実は塩は、「食べる」より「食べる以外」に使われる方がずっと多いことがわかります。

  • 2016年の「買い物ゲームで塩さがし!」会場のようす

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学べること1:1年間に使う塩

日本で使われる塩は1年間に約800万トン。そのうち調味料として家庭で使われる塩は、2%にもなりません。食品工業用と合わせても、食べものに使う塩は全体の11%くらいです。塩のほとんどはソーダ工業などの工業に使われ、いろいろな工業製品に姿をかえて、私たちの生活を支えています。このようにさまざまな場面で使われる塩ですが、国内で作られているのは全体の11%ほどで、そのほとんどは食用に使われ、工業用には主に輸入塩が使われています。

  • 塩の生産量と消費量(2018年度)

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学べること2:塩の使いみち(塩の木)

塩の使いみちは、「(1) 食べ物に使う」「(2) そのまま工業に使う」「(3) 変身させて(※)使う」という、大きく3つの種類に分かれています。この木は、塩の使いみちの種類と代表的な品物などの例を表したものです。
(※)ソーダ工業では、か性ソーダ(水酸化ナトリウム)、塩素、ソーダ灰(炭酸ナトリウム)に作り変えてから利用します。

  • 塩の使いみちを表した「塩の木」

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学べること3:3つの種類がある「塩の使いみち」
  • (1) 食べ物に使う塩
    塩と聞くと「食べものに使う塩」を思い浮かべる人が多いと思います。「食べものに使う」といっても、味つけだけでなく、脱水・防腐・発酵調整・ねばりを出すためにも使い、広く食品の加工に利用されます。

  • (2) そのまま工業に使う塩
    「そのまま工業に使う塩」もあります。塩は氷点降下や塩析をはじめ、いろいろな性質を持っていて、これらの性質が身近な工業製品に利用されています。皮なめしやイオン交換樹脂の再生、染料、合成ゴムなどの製造のほか、道路用や家畜用にも使われています。

  • (3) 変身させて使う塩
    A、か性ソーダ B、塩素 C、ソーダ灰
    最も多く使われているのは、「変身させて使う塩」です。なかなかなじみがありませんが、実はこの使い方が日本で1年間に使う塩の約7割を占めています。この使いみちでは、塩をそのまま使うのではなく、ソーダ工業で「か性ソーダ」「塩素」「ソーダ灰」に作り変えてから利用します。「か性ソーダ」「塩素」「ソーダ灰」は、製造の途中で使うだけで製品には残らない使い方もありますが、製造には不可欠なものです。「か性ソーダ」「塩素」「ソーダ灰」の原料である「塩」がないと、身のまわりにある様々な工業製品は作れないことになります。

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塩の実験イベントについて

8月1日(木)~9月1日(日)の期間の休館日(8/5、8/13、8/19、8/26)を除く毎日、事前Web予約制で「実験イベント」を開催します。インストラクターによる実験ショーを見学する「塩の実験室」は1日3回、自分で実験をやってみる「体験コーナー(備長炭電池づくり)」と「体験コーナー(結晶づくり)」は1日2回ずつ計4回実施します。自由研究のヒントとしても、例年、人気のイベントとなっています。
実験の内容・予約方法など、詳しくはこちら

  • 昨年開催した「塩の実験室」のようす

  • 2019年に開催した「体験コーナー(塩の結晶づくり)」のようす

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