特別展Exhibition

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隅田川をめぐる文化と産業〜浮世絵と写真でみる江戸・東京〜

江戸時代から人々に愛されてきた隅田川の役割や魅力を浮世絵と写真で紹介!

徳川家康の江戸入府以来、隅田川流域は開発が進められ、さまざまな物資を運ぶための運河として、江戸の生活を支えてきました。そして同時に、船遊びや花火などの娯楽の場として、また江戸の名所として、人々に深く愛され、親しまれてきました。
一方、明治時代以降には、その水運と水がさらに活用され、当館のある本所・向島周辺は、マッチや石鹸など近代軽工業の発祥の地となり、大蔵省専売局のたばこ工場なども建設されました。

本展では、江戸時代を通じて描かれた浮世絵や明治以降に記録された写真を中心に、隅田川をめぐる暮らしと文化をご紹介します。あわせて、あまり知られていない「たばこ」や「塩」と隅田川の関わりについてもご紹介します。

主催 たばこと塩の博物館 会場 たばこと塩の博物館 2階特別展示室
開館時間 午前10時~午後6時
(入館締切は午後5時30分)
休館日 月曜日(ただし、1月11日と3月21日は開館)、
1月12日(火)
入館料 一般・大学生 100円(50円)
小・中・高校生 50円(20円)
( )は20名以上の団体料金
※満65歳以上の方は団体料金(要証明書)
  • 「江戸八景 隅田川の落雁」 溪斎英泉画 天保(1830-1844)頃

    「江戸八景 隅田川の落雁」
    溪斎英泉画
    天保(1830-1844)頃

  • 「江戸高名会亭尽 本所小梅 小倉庵」 歌川広重画 天保(1830-1844)頃

    「江戸高名会亭尽 本所小梅 小倉庵」
    歌川広重画
    天保(1830-1844)頃

  • 「江戸名所図会 行徳汐浜」長谷川雪旦画 天保7年(1836)

    「江戸名所図会 行徳汐浜」
    長谷川雪旦画
    天保7年(1836)

  • 「大蔵省専売局業平分工場絵葉書」 昭和8年(1933)[個人蔵]

    「大蔵省専売局業平分工場絵葉書」
    昭和8年(1933)
    [個人蔵]

展示関連講演会
1月24日(日)
「江戸・明治の製塩と流通」
落合功(青山学院大学教授)
1月30日(土)
「隅田川のあそび」
竹内 誠(東京都江戸東京博物館館長)
1月31日(日)
「明治の工業都市東京における隅田川」
鈴木 淳(東京大学教授)
2月21日(日)
「本所・深川の開発と大江戸」
斉藤照徳(江東区文化財専門員)
3月6日(日)
「絵はがきにみる隅田川界隈」
生田 誠(絵葉書研究家)
3月13日(日)
「行徳塩と新河岸」
菅野洋介(市立市川歴史博物館学芸員)
3月20日(日)
「関東大震災と本所地域」
西村 健(横浜都市発展記念館調査研究員)
  • ※いずれも午後2時から、3階視聴覚ホールで開催。参加費無料(ただし、入館料は必要です)。
  • ※定員は、先着120名(いずれも当日開館時より、整理券を1名につき2枚まで配布します)。
ワークショップイベント
2月7日(日)
「講座 意外と知らない塩のおはなし」
定員:40名
共催:公益財団法人 塩事業センター
簡単な実験を交え、塩に関する基本的な知識をクイズ形式でお伝えします。 申込受付は終了しました。
2月27日(土)
「塩を使ったせっけん作り」
定員:20名
本展覧会にも登場する「せっけん」。
簡単な実験を通じて、原料の液体を固めて固形せっけんにする「塩析」を体験することができます。
申込受付は終了しました。
  • ※いずれも午後2時から、1階ワークショップルームで開催します。
  • ※参加費無料(ただし、入館料は必要です)。