過去の特別展
和田誠を中心に、日本のイラストレーションの歴史を紹介
日本において、「イラストレーション」「イラストレーター」という言葉は、戦後、特に1960年代以降に広く知られるようになりました。そのきっかけは、1964年の東京イラストレーターズ・クラブの結成と、1965年から発行された「話の特集」などの雑誌メディアによるものが大きかったとされています。
そうした日本のイラストレーションの発展の中心にいたのが、「ハイライト」のパッケージデザインや、「週刊文春」の表紙デザインなどで知られる和田誠さんです。和田さんは、多摩美術大学在学中の1957年、当時、グラフィック・デザイナーの登竜門であった日宣美賞を受賞し、プロの道に進みました。その後、灘本唯人さん、宇野亞喜良さん、山下勇三さん、横尾忠則さんらとともに、「イラストレーター」という職業をアピールし、その仕事の幅を広げました。そして、さらに湯村輝彦さん、安西水丸さん、南伸坊さん、矢吹申彦さんなど、多くの後輩イラストレーターにも影響を与えました。
本展覧会では、和田さんの仕事や、多くのイラストレーターとの交流を中心に、日本のイラストレーションの歴史を紹介します。
主催 | たばこと塩の博物館 | 会場 | たばこと塩の博物館 2階特別展示室 |
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開館時間 | 午前10時~午後6時 (入館締切は午後5時30分) |
休館日 | 毎週月曜日 (ただし、9月18日、10月9日は開館)、 9月19日、10月10日 |
入館料 | 一般・大学生 100円(50円) 小・中・高校生 50円(20円) 満65歳以上の方 50円(20円)※年齢が分かるものをお持ちください。 ※( )内は20名以上の団体料金。 ※障がい者の方は 障がい者手帳などのご提示で付き添いの方1名まで無料。 |

「夜のマルグリット」1957年(和田誠)
日宣美賞1等受賞作

「週刊文春」2017年(和田誠)
表紙を手がけて2000作目となる作品
トークショー(事前申し込み制。定員は各回90名)
- 9月23日(土・祝)
- 「私の《師匠》和田誠」
矢吹申彦×吉田宏子
- 9月24日(日)
- 「私の好きな和田誠」
阿川佐和子×三谷幸喜
- 10月8日(日)
- 「ウルトラポスターハリスターが語る演劇ポスターとイラストレーション」笹目浩之
- 10月14日(土)
- 「私のイラストレーション史と和田誠」
南伸坊×吉田宏子
《申し込み方法》
往復はがきの往信面に、住所、氏名、年齢、電話番号、希望人数(1名か2名)・ご希望のイベントいずれか1つを明記し、返信宛先面に、郵便番号、住所、氏名をご記入の上、下記までご応募ください。はがき1枚につき、1イベントの応募とさせていただきます。
◎送り先
〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3 「たばこと塩の博物館 イベントHP係」宛
申し込みは締め切りました。
多数のご応募、ありがとうございました。
※応募多数の場合は抽選となります。結果は返信用はがきでお知らせします。なお当選した方も、入館料は必要となります。
※午後2時から、3階視聴覚ホールで開催。
特別映画上映会(和田誠監督作品)
- 9月16日(土)
- 「快盗ルビイ」(1988年公開・96分)
- 10月7日(土)
- 「真夜中まで」(2001年公開・109分)
- ※午後2時から、3階視聴覚ホールで開催。
- ※いずれも定員は、先着90名。参加には、入館料(一般・大学生100円/満65歳以上・小中高校生50円)が必要です。
- ※当日開館時より整理券を1名につき2枚まで配布します(配布時に人数分の入館料をいただきます)。