特別展Exhibition

特別展 森永のお菓子箱 エンゼルからの贈り物

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昭和30年代の森永のお菓子屋さん。実は、このコーナーに展示しているお菓子の箱は……すべて当館のスタッフの手作りです。

会場レポート
展示コーナーは、『森永タイムトラベル』『創業の頃』『黄色い小箱の物語』『森永製品大集合』『広告の森永』の5つに分かれています。森永製菓が大切に保存・記録してきた、製品パッケージ、関連ポスター、販売店やさまざまなキャンペーンの写真、昭和初期からの貴重な映像、さらには、新聞や雑誌の広告など、創業以来の資料の数々を展示しています。
森永タイムトラベル
1899年に、わずか2坪の工場からスタートした森永製菓。明治・大正・昭和・平成と、110年以上の長きにわたる歴史を歩んできました。関東大震災、戦争、高度経済成長などといった幾多の変動期を経て、森永製菓はいかに発展を遂げたのか――。ここでは、森永製菓の歴史や貴重な資料などを紹介しています。
このコーナーでオススメなエリアが、『「これも森永なの?」意外な製品たち』。戦中、戦後の物資不足の中、森永は各地で築き上げたネットワークと各工場の生産設備を駆使して、さまざまな製品を世に送り出しました。このコーナーには、医薬品や靴クリーム、はたまたライターまで、「これも森永なの?」という製品を展示しています。
Photo 「これも森永なの?」意外な製品たち。
かつて森永が製造していた靴クリームにクレヨン、ライター、ペンケースなど。
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森永太一郎が在米時代から愛用していた製菓用のハサミ。

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創業の頃
足かけ12年をアメリカで過ごし、西洋菓子の製法を習得した森永製菓の創業者・森永太一郎。帰国後は、現在の東京の赤坂・溜池に西洋菓子製作所を創設し、西洋菓子の製造と卸しを開始しました。ここでは、「マシマロ(マシュマロ)」や「チョコレートクリーム」など、創業当時のお菓子を中心に紹介しています。
黄色い小箱の物語
1899年(明治32年)の創業当初から製造されて以来、常に品質改良と販売方法に工夫を加えながら、多くの人々に愛される製品となった「ミルクキャラメル」。実は「ミルクキャラメル」のパッケージはたばこのパッケージを参考にして作られたとか。そんなパッケージの変遷や工夫をこらした広告などを紹介しています。
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歴代の「ミルクキャラメル」。

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あこがれの「おもちゃのカンヅメ」も。

森永製品大集合
各時代、各場面で、人々の生活を彩った森永のお菓子たち。生活に欠かせなくなったもの、新しいライフスタイルをもたらしたものなど……、森永製菓が世に送り出した製品を、時代順にまとめて展示しています。また、誰もがあこがれた「おもちゃのカンヅメ」や森永のキャラクター「キョロちゃん」「ぬ~ぼ~」関連商品やグッズなども展示。思わずノスタルジックな気持ちになること、請け合いです。
広告の森永
森永製菓は創業してまもなく、広告宣伝活動の重要性に気づき、新しい情報媒体を積極的に活用するとともに、斬新なアイデアとデザインで、日本の広告史を飾ってきました。いち早く図案(デザイン)の考え方を導入したもの、写真を利用したもの、著名人をモデルに起用したポスターなど、多数の傑作が展示されています。また、懐かしい森永製菓のテレビCMも紹介されており、こちらも必見です。
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その他にも注目イベント満載!
各展示の他に、講演会やギャラリートークなど、さまざまなイベントをご用意! 詳しいスケジュールは、講演会・イベントコーナーをご覧ください。特別展は来年の2012年1月9日(月・祝)まで開催。多くの皆さまのご来場をお待ちしております!!