「判じ絵」は“目で見るなぞなぞ”です。問題の答えの読みを一字一字バラバラにし、その字を絵で表記しているため、描かれた絵と答えとなる言葉には、まったく関係がありません。しかし、実は「判じ絵」の読み方には、いくつかの決まりごとがあるのです。 ここでは、主な決まりごとについて、その特徴ごとにご紹介していきます。これらの決まりごとを理解していれば、きっと「判じ絵」の世界を楽しんでいただけることでしょう。実際の「判じ絵」を、ぜひ、解いてみてください。
- 音読みと訓読みの“読み”の違いを活用し、“しゃれ”を利かせた手法。同じ音で違う意味を表す、同音異義語を利用して絵で読ませます。
- 絵の一部が欠けている、または消えている場合は、その部分の音は省いて読みます。
- 絵が逆さまに描かれていたら、その絵の音を逆から読みます。
- 絵に濁点「゛」があったら、その部分の音には濁点を付けて読みます。同様に半濁点「゜」があったら、その部分の音を「ぱ」「ぴ」「ぷ」などと、はねて読みます。
- 判じ絵独特のルールでは、人間のような動物や、普段の生活では絶対に見られないような、突飛なようすが絵になることもあります。
- 判じ絵には昔からの決まりごととして、“この絵が出てきたらコレ”と、決まった読み方をする絵がいくつかあります。