特別展Exhibition

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役者と園芸 ~歌舞伎の舞台を彩った草花~

園芸を趣味とする人々の中には歌舞伎役者もいました。「東海道四谷怪談」などの怪談物の名手として知られる三代目尾上菊五郎は、屋敷の庭に植木棚や現在の温室にあたる室(むろ)を備え、さまざまな植物を育てていたといわれます。
一方、歌舞伎の舞台では、植木売りという役柄が登場したり、小道具として鉢植が飾られるようになり、役者を描いた浮世絵にも、そうした植木売りや鉢植がしばしば描かれています。

「梅幸住居雪の景」歌川国貞(三代歌川豊国)
個人蔵[前期(1/31~2/17)展示]

「四季花くらべの内 秋」三代歌川豊国
個人蔵[後期(2/19~3/10)展示]

「五代目松本幸四郎の福寿草売り」歌川国貞(三代歌川豊国)
個人蔵[後期(2/19~3/10)展示]

「七代目市川団十郎の七草籠売り」貞斎泉晁
個人蔵[前期(1/31~2/17)展示]