過去の特別展
たばこ展覧会 ~コレクションの展示と収集~
資料収集が始まったのと同じ年の昭和7(1932)年9月、名古屋の煙草小売人組合連合会が、たばこの売り上げ増進を計るため、名古屋地方専売局の後援のもと、「タバコに関する展覧会」を開催しました。たばこの製造実演や資料を展示した展覧会は連日盛況で、これがきっかけとなり、全国各地でも、たばこ展覧会が催されるようになりました。
展覧会には専売局のほか、開催地の名士などが所蔵するたばこ資料・美術品も出品され、それらのうちのいくつかは展覧会の終了後、専売局が購入したり、譲り受けたりしました。展覧会は収集の機会でもあったのです。