特別展Exhibition

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当館のコレクションがたどってきた軌跡を紹介

たばこと塩の博物館で収蔵されている資料の収集は、日本の喫煙風俗が、きせる喫煙の刻みたばこから紙巻たばこへと大きく変化した、昭和初期に始まりました。この時代は、急速な産業構造の変化、震災や戦争、そして好・不況の波などのさまざまな要因から、多数の美術品が日本から流出・散逸した時期でもありました。こうした中で、当館の資料は、当初、きせる喫煙の文化を後世に伝えるために収集され始めたのです。その後、火災や戦災などで焼失する危機もありましたが、多くの人々の努力によって今日まで残されてきました。
この展覧会では、激動する近代日本の世相やたばこ史、美術・工芸史といった背景を絡めながら、たばこと塩の博物館のコレクションがたどってきた軌跡を紹介します。

主催 たばこと塩の博物館 会場 たばこと塩の博物館 2階特別展示室
開館時間 午前10時~午後6時
(入館締切は午後5時30分)
休館日 毎週月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、
4月30日(火)、5月7日(火)
入館料 一般・大学生 100円(50円)
小・中・高校生 50円(20円)
満65歳以上の方 50円(20円)※年齢が分かるものをお持ちください。
※( )内は20名以上の団体料金。
※障がい者の方は 障がい者手帳などのご提示で付き添いの方1名まで無料。
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    「松本幸四郎 肴屋五郎兵衛」東洲斎写楽画
    寛政6(1794)年頃

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    朱漆内黒漆塗りたばこ盆(前田家伝来)

展示関連講演会
4月13日(土)
「専売事業とたばこ史研究」
半田昌之(公益財団法人日本博物館協会専務理事・元たばこと塩の博物館学芸部長)
4月14日(日)
「実業家が支えた浮世絵研究-平木コレクション-」
森山悦乃(公益財団法人平木浮世絵財団主任学芸員)

4月21日(日)
「実業美術館を応援する」
山下裕二(明治学院大学教授)

4月27日(土)
「コレクションとわずがたり」
岩崎均史(静岡市東海道広重美術館館長・元たばこと塩の博物館主席学芸員)
  • ※午後2時から、3階視聴覚ホールで開催。
  • ※定員は先着90名。参加には入館料が必要です。
  • ※当日開館時より整理券を1名につき2枚まで配布します(配布時に人数分の入館料をいただきます)。
展示解説
3月24日(日)、5月3日(金・祝)
担当学芸員が展示の見どころを解説します。
  • ※午後2時から、1階ワークショップルームで開催。
  • ※定員は先着40名。参加には入館料が必要です。
  • ※当日開館時より整理券を1名につき2枚まで配布します(配布時に人数分の入館料をいただきます)。