特別展Exhibition

過去の特別展・企画展

「いっぷく」を彩った工芸品 〜たばこをとりまく脇役たち〜

「いっぷく」を彩った工芸品 〜たばこをとりまく脇役たち〜

旧「世界のたばこ工芸館」コレクションについて

たばこにまつわる多彩な資料を収集

平成11年(1999)11月に、当館資料の仲間入りをした旧「世界のたばこ工芸館」コレクション。「土屋コレクション」とも称されるこのコレクションは、同年1月に急逝された故土屋陽三郎氏により収集され、氏が所有するマンションの一室を改装して作られた「世界のたばこ工芸館」で公開されていた喫煙具類のコレクションです。

土屋氏は、昭和34年(1959)に仕事で視察に赴いたイタリアで、ヴェネチアン・グラス製の灰皿に出会ったことをきっかけにして、喫煙具やその周辺資料の収集を開始。その後、40年の長きにわたって収集した資料は、10,000点を超えるコレクションへと成長しました。本コレクションの中心は、その誕生のきっかけともなった灰皿であり、点数は4,000点にものぼります。そのほかにも、パイプ、シガレットケース、嗅ぎたばこ入れ・鼻煙壺(びえんこ)、ライターから、日本のたばこ入れやたばこ盆に至るまで、たばこにまつわる、あらゆる資料が網羅されています。

旧「世界のたばこ工芸館」の内部

旧「世界のたばこ工芸館」の内部

土屋コレクション誕生のきっかけとなった“ヴェネチアン・グラス製灰皿”

土屋コレクション誕生のきっかけとなった
“ヴェネチアン・グラス製灰皿”