過去の特別展
たばこ盆
たばこ盆は、刻みたばこを入れる「たばこ入れ(たばこ壺・たばこ箱とも)」、火を保つ「火入れ」、灰皿となる「灰落し」をまとめたものです。調度品としての役割も担っていたたばこ盆には、漆塗りや蒔絵で美しく飾られたものも多くあります。
「梨子地波に葦蒔絵舟形たばこ盆」
20.7×42.4×13.7cm
毛利家伝来とされるたばこ盆。渦巻く波の様子から船の木目までが、伝統的な蒔絵技法の数々で表現されている。中央の火屋や、きせるを受ける柱などの造形も美しい一品。