特別展Exhibition

第33回夏休み塩の学習室 さぐれ!キミのからだの中の塩

2 塩はからだの中にもある!

キミのからだの一部は塩水だ!
キミたちのからだは、体重の60%くらいが水だ。そのうち3分の2は筋肉(きんにく)などの「細胞(さいぼう)の中にある水」で、この中には塩はあまり溶(と)けていない。残りの3分の1は血液(けつえき)やリンパ液などの「細胞の外にある水」で体液(たいえき)という。塩はこの体液に約(やく)0.9%の割合(わりあい)で溶けていて、いろいろなはたらきをしている。つまり、キミたちのからだの中では、水に溶けた塩がはたらいているわけだ。
からだの中の水

人間のからだは約(やく)60兆個(ちょうこ)の細胞(さいぼう)という小さな袋(ふくろ)でできています。細胞は、からだの中の場所や役割(やくわり)に応(おう)じてちがいますが、塩水にひたっているのは同じです。

塩を食べるとどうなるの?

塩はいろいろな食べ物に少しずつ入っていて、日本人の場合、1日に12グラムくらいの塩を食べています。
食べた塩は、胃(い)や小腸(しょうちょう)などで吸収(きゅうしゅう)され、血液(けつえき)に入ります。食べ物にふくまれていて、からだの中で大切なはたらきをするものに「栄養素(えいようそ)」というものがあります。栄養素にはいくつかのはたらき方があります。塩は「無機質(むきしつ)」のひとつで、血液や骨(ほね)を作るもとになり、からだの調子を整えるはたらきもしています。