2011年の今年は、アメリカ人のハイラム・ビンガムがマチュピチュを「発見」してから、ちょうど100年目の年にあたります。
現在のペルーを中心とした広大な地域に栄えたインカ帝国は、このマチュピチュをはじめ、数々の石造りの都市や神殿などの大建造物を築きましたが、その高度な技術を土台から支え、また人びとの生活を支えたものが多種多様な有用植物でした。なかでもジャガイモ、トウモロコシをはじめとした主要作物は、16世紀以降、ヨーロッパ、そして世界中にもたらされ、人びとの食生活を一変させたともいわれています。
本展では、長年にわたりペルーやボリビアをはじめとする南米諸国に通い、アンデスやアマゾン地方を撮り続けてきた写真家・高野潤氏が撮影した、アンデス地方の大自然やインカ帝国の都市・神殿などの建造物、伝統的な祭りなどの作品を展示します。また、ジャガイモ、トウモロコシなどの作物や、カカオなどの果実の写真を通して、インカの時代から現在に至るまで、アンデスの人びとの生活を支え続けてきた豊富な原産(原産系)植物について、栽培種を中心に紹介します。
主 催 | たばこと塩の博物館 |
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会 場 | たばこと塩の博物館 4階特別展示室 |
開館時間 | 午前10時〜午後6時 (入館締切は午後5時30分) |
休館日 | 毎週月曜日(ただし、9月19日、10月10日は開館) 9月20日、10月11日は休館 |
入館料 | 一般・大学生 100円(50円) 小・中・高校生 50円 (20円) ( )は20名以上の団体料金 ※満70歳以上の方は無料(要証明書) |