特別展Exhibition

東京イラストレーターズ・ソサエティのメンバーが描く わたしの句読点2 <食いろいろ> 2012年5月19日(水)〜7月1日(日)

わたしの句読点2
 私たちTISメンバーが「たばこと塩の博物館」のご好意で展覧会を開くのは2回目になります。前回のタイトルは「わたしの句読点」でした。展覧会委員を担当したぼくが専売公社時代のたばこの広告にあったキャッチフレーズ「たばこは生活の句読点」というのを思い出して、「句読点」という言葉を拝借したのでした。
 さらに「たばこと塩の博物館」での展示なのだから「たばこ」をテーマにしよう、という意見を出したのですが、学芸員の鎮目さんから「たばこだけでなく、お酒やコーヒーを含む嗜好品も一緒に」という提案があってその案をいただき、メンバーそれぞれが思い思いの嗜好品を描く、ということで話がまとまって、「わたしの句読点」と題する展覧会が開かれたわけです。
 そして今年。前回は「たばこ」を含む嗜好品でしたから、今回は「たばこと塩の博物館」にとってもうひとつ大切な「塩」はどうだろう、ということになりました。しかし、塩だけでイラストレーションを描くのはむずかしいです。そこで、塩と密接な関係にある料理、もうひとつ枠を広げて「食」全般で話がまとまりました。
 そうなると料理そのもの、食材、料理を作る人、それを運ぶ人、それを食べる人、調理用具、さらに食べるシーンがある物語や映画、などテーマが広がって楽しそうです。
 TISのメンバー一同、張り切って「食」のイラストレーションに挑みます。どうぞ楽しんで「わたしの句読点2〈食いろいろ〉」をご覧になってください。
和田 誠