特別展Exhibition

第32回夏休み塩の学習室 買い物ゲームで塩さがし! 2010年7月17日(土)〜8月31日(火)

食べない塩はどこから? ー外国から輸入するー

日本では、「食べない塩」のほとんどは、外国で作られた塩を輸入して使っている。輸入した塩のうち、少しだけ「食べる塩」にも使う。

メキシコの天日塩田

この塩田(えんでん)では、1年間に約(やく)100mmしか雨が降(ふ)らない。砂漠(さばく)のような乾燥(かんそう)した気候(きこう)なので、太陽と風の力だけで海水から水を蒸発(じょうはつ)させ、塩を作ることができる。海水は、約2年かけていくつもの蒸発池を移動(いどう)し、結晶池(けっしょういけ)で塩の結晶になる。蒸発池と結晶池をあわせると、東京都23区くらいの広さだ。できた塩は船で日本に運ばれ、おもにソーダ工業に使われ、わたしたちの生活を支えている。オーストラリアでできた天日塩(てんぴえん)も同じように使われるぞ。

夏休み学習室のあいだ、博物館の1階でもらえる大きな粒の塩が、メキシコの天日塩だよ

塩の輸入(2008年)

日本で使われる塩は、約(やく)85%を輸入(ゆにゅう)にたよっています。その多くはメキシコやオーストラリアで作られた天日塩です。