日本で使われる塩は1年間に約(やく)900万トン。そのうち調味料(ちょうみりょう)として家庭で使われる塩の量(りょう)は、たった3%。食品工業用(しょくひんこうぎょうよう)と合わせても、食べものに使う量は全体の15%にもなりません。塩のほとんどはソーダ工業などの工業に使われ、いろいろな工業製品(こうぎょうせいひん)などに姿(すがた)をかえて、私たちの生活を支(ささ)えています。食べもの以外(いがい)に使う量の方がずっと多いのです。こうして使われる塩のうち、国内で作られているのは、約15%しかありません。