明治維新を迎えた日本は外貨獲得の手段の一つとして、さまざまな工芸品を海外に輸出しました。代表的なものとしては、象牙や貝を素材とした芝山細工と呼ばれる工芸品や寄木細工などの木工品、有田焼や薩摩焼といった有名な陶磁器のほか横浜焼と称された真葛焼、駿河・会津などの漆工品があります。
これらの輸出を目的とした工芸品は、横浜港を中心に明治から昭和初期にかけて大量に輸出されましたが、とくに明治時代の初期から中期にかけて欧米諸国に輸出された精巧で優美な工芸品の数々は各国で大変な人気を呼び、ジャポニズムという文化的流行を引き起こすきっかけにもなりました。
本展示では、日本輸出工芸研究会会長の金子皓彦氏が数十年に渡り国内外で収集した輸出工芸品の中から、とくに優れた作品約200点を選び、当時の日本の工芸技術の粋と精緻な意匠の世界をご紹介します。
主 催 | たばこと塩の博物館 | |||||||||
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会 場 | たばこと塩の博物館 特別展示室 | |||||||||
開館時間 | 午前10時〜午後6時 (入館締切は午後5時30分) |
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休館日 | 毎週月曜日 | |||||||||
入館料 |
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