明治維新後、日本の工芸品は、漆器や陶磁器を中心に大量に輸出されたが、この他にも象牙や鼈甲を素材とした工芸品や金属製の置物や器も数多く制作され、欧米諸国で人気を呼んだ。また、こうした輸出用の装飾工芸品だけではなく、日本を訪れた外国人観光客向けにさまざまな土産品も製作されている。本展示では、第二次世界大戦後のアメリカによる日本占領時代に製作された、いわゆる「オキュパイドジャパン」と呼ばれる工芸品も展示している。
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「麦わら細工シガー&シガレットケース」 明治時代
幅〔内箱を広げた時〕70.0×奥行33.0×高さ67.0cm -
「鉄製大鷹飛翔形置物」 大正〜昭和時代初期
幅70.0×奥行33.0×高さ67.0cm
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「几帳形蒔絵写真立」 明治〜大正時代
幅47.0×高さ32.5cm -
「輸出用象牙製人物図名札入れ」 明治時代
幅6.5×縦10.5×厚さ0.8cm