特別展Exhibition

特別展 華麗なる日本の輸出工芸 −世界を驚かせた精美の技

寄木細工

寄木細工で作られた工芸品は、奈良時代に中国・唐から伝えられた正倉院御物の中にも見られる。江戸時代後期に駿府より箱根に伝わった寄木細工作りは、寺社参詣や温泉巡りの土産として、箱など手頃な大きさの物を主とした。明治時代には、海外へ輸出するための大形家具も作られたが、その数は多くなく、本展示で紹介したライティング・ビューローや飾棚などの作品は、すべて海外からの里帰り品である。

ライティング・ビューロー
「ライティング・ビューロー」 明治時代
幅147.0×奥行95.0×高さ166.0cm
チェステーブル
「チェステーブル」(展示期間:4月29日〜5月29日)
明治時代 幅〔テーブルを閉じた時〕48.0×奥行34.5×高さ85.0cm
飾棚
「飾棚」 明治時代
幅128.0×奥行33.0×高さ170.0cm
シガレットケース
「シガレットケース」各種 大正〜昭和時代